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【WOMEN】ふるさとやわが町を思う「マチオモイ帖」をつくる 村上美香さん

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ふるさとやわが町を思う「マチオモイ帖」をつくる 村上美香さん

「人の優しさの輪をつなげていく『マチオモイ帖』の活動を細く長く続けていきたい」と話す村上美香さん=大阪市北区(渡辺恭晃撮影) 「人の優しさの輪をつなげていく『マチオモイ帖』の活動を細く長く続けていきたい」と話す村上美香さん=大阪市北区(渡辺恭晃撮影)

 プロの編集者や写真家などのクリエーターたちが、“わが町”や故郷に思いを込めて、冊子や映像で紹介する展覧会「わたしのマチオモイ帖」。東日本大震災の年に、小冊子1冊から始まった活動は広がり、今や1600を超える作品が集まる。スタートから携わっているコピーライター、村上美香さん(50)は「ふるさとを精いっぱい思うことが、町を守ることにもつながる」と話す。

町を思って冊子をつくる

 生まれ故郷の重井町(広島県尾道市因島重井町)を紹介した、小さな冊子「しげい帖」を村上さんが最初に作り、自費出版したのは、平成23年4月。写真やポエム、小学校の校歌…。きめ細やかな、町への思いが伝わってくる。

 「もともと重井町の祭りで配る冊子として、つくりました。町おこしなんて到底できないと思っていたので、『町のことを思うくらいなら』と取りかかりました」(村上さん)

 「権現山の丘上にあるみかん畑」の章にある一つの詩、「生まれそうになったらみかんの丘にむかって黄色い旗をふる」は、ミカン畑を営む父と臨月の母が取り決めた約束の詩だ。詩を読むだけで、瀬戸内の輝く海やたわわに実ったミカンの木々といった景色が、目に浮かんでくる。家族を思う優しさも。

 手に取った人が、絵日記のように写真や絵を書き込む欄もあり、“共感する”こともできる。

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