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高畑勲氏死去 「火垂るの墓」ゆかりの地、兵庫・西宮「ニテコ池」周辺住民「映画みるたびに戦争考えさせられた」

 高畑勲さんが監督・脚本を務めたアニメ映画「火垂(ほたる)るの墓」の舞台となった兵庫県西宮市や神戸市の関係者も、高畑さんの訃報に悲しみの声を上げた。

 舞台の一つとなった西宮回生病院の井上馨(かおる)院長(61)は「心からご冥福をお祈りする。高畑さんの平和への思いを引き継ぎ、地域医療に貢献していきたい」とコメント。同様に作品に登場する御影公会堂(神戸市東灘区)の食堂で3代目店主を務める鈴木真紀子さんは「『アニメを見て、来たいと子供にせがまれた』と訪れる家族連れが今も多い。戦時中の人々の苦しみやささやかな喜びを忠実に表現し、全世代に平和を訴え続けた人だった。残念です」と肩を落とした。

 また、作品で幼い兄妹が横穴で暮らす重要なシーンとなった池は、西宮市の「ニテコ池」がモデルとなった。池周辺をよく散歩するという近所の主婦、真田淳子さん(50)は「小学生の長男と一緒に映画に出てくる場所を探すこともある。映画を見る度に戦争のことを考えさせられた」と振り返った。

 平成11年から毎年夏、両市の舞台を巡るイベント「火垂るの墓を歩く会」を開いている辻川敦さん(58)は「アニメ化したことで、子供から大人まで世代を超えて戦争の悲惨な歴史に触れることができた。高畑さんらの思いを伝えるため、今後もイベントを続けたい」と話した。

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