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センバツ準優勝の智弁和歌山、選手ら胸張って母校に 夏の優勝メダルのリボンは赤「智弁にはやはり赤が似合う」

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センバツ準優勝の智弁和歌山、選手ら胸張って母校に 夏の優勝メダルのリボンは赤「智弁にはやはり赤が似合う」

準優勝旗を手に、出迎えられる選手たち=和歌山市 準優勝旗を手に、出迎えられる選手たち=和歌山市

 しかし、大きな壁が立ちはだかった。昨年の春、夏、秋と大阪桐蔭に公式戦3連敗を喫していた。「同じチームに3回負けることなんてそうそうないんですよ」。打倒大阪桐蔭。冬の練習を乗り越え、「秋に比べて確実に力が付いている」と胸を張れるほどに育ってきたという。

 宿敵をやっつけたい。その一心で今大会に臨んだ。

 組み合わせ抽選で、決勝戦まで大阪桐蔭と対戦する機会のないブロックに決まると、「(大阪桐蔭は)逃げよったな」と笑み。宿敵を倒すには決勝戦まで勝ち上がらなくてはならない。破竹の勢いで勝利を重ね、執念で勝ち上がってきた。

 しかし、胸の中には一抹の不安があったという。

 準々決勝、準決勝の大逆転劇の末の勝利は「正直、実力以上の試合だった」。夢の大舞台、スタンドからのものすごい声援…。そんな空気感に後押しされ、「最後まで何が起こるか分からない」という高校野球ならではのミラクルを味方に付けた結果だった。

 「決勝まで勝ち上がるだけでめいっぱい。悔しいが、余裕はありませんでしたね。大阪桐蔭とは実力に差があった」

 一夜明けた祝賀会。準優勝の赤いリボンのメダルを首からかけた選手たちを、じっと見つめた。

 「夏は優勝したら赤の(リボンの)メダル。やっぱり智弁には赤が似合う。気持ちを新たにして夏に向けて出発したい」

 さっそくグラウンドに向かった。選手たち一人一人と向き合いながら、再び甲子園の地を目指す。71歳。宿敵への雪辱を誓う名将のまなざしは、赤く燃えている。

(小笠原僚也)

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