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【土俵に女性問題】「人命」より「女人禁制」重視か 角界対応に厳しい声

ツイッターに4日投稿された、京都府舞鶴市での大相撲春巡業で多々見良三市長が倒れた際の映像(観客提供)
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 不祥事が続いた大相撲界が再び批判にさらされている。4日に京都府舞鶴市で実施された大相撲春巡業で、土俵上で倒れた多々見(たたみ)良三市長の救命処置をした女性に対し、土俵から下りるように場内放送で促したのだ。土俵の女人禁制という伝統に固執するあまり、人命軽視とも受け取られかねない結果。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が不適切だったと認めて謝罪するなど、不測の事態への対応の見直しを厳しく迫られることになった。

 協会の資料には「土俵は神聖なる場所であるため」と、女性が土俵に上がれない理由を記している。平成2年の初場所で森山真弓官房長官(当時)が表彰式で土俵に上がることを求めたほか、12年に大阪府知事に就任した太田房江氏(現参院議員)が府内で開かれた春場所で同様の要請を行ったが、協会は伝統の観点から断っている。

 稽古場でも固く禁じられ、力士引退時の断髪式では女性がはさみを入れる際、力士は土俵を下りるほど。各協会員は徹底的にこの慣例が教え込まれており、それが災いした形だ。若手行司のアナウンスについて春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)は「女性が上がっているというのが自分の頭の中でふくらんじゃったようだ」と説明。一刻を争う状況で、常識では考えにくい対応につながった。

 救命処置をした看護師の女性と一緒に救助に当たった市職員によると、土俵から下りるよう場内放送で促された際、女性は「人命救助をしているのに、なぜそういうことを言うのか」と疑問の声を漏らしたという。

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