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【明石海峡大橋開通20年(下)】“突出”高額料金是正でフェリー廃止 さらに引き下げ求める声も

明石海峡を行き交う船。大橋の通行料引き下げで海峡を結ぶフェリーは廃止となった=淡路市
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 明石海峡大橋開通からの20年間で激変したものがある。大橋の通行料金だ。

 開通当初は普通車で2600円だったが、現在は自動料金収受システム(ETC)を利用すると3分の1程度の900円まで下がった。値下げで車と人の流れが増加した一方、明石海峡を海路で結んでいたフェリーが廃止に追い込まれるなど大きな影響が出た。

 大橋の通行区間にあたる神戸淡路鳴門自動車道垂水-淡路間の通行料金は、借入金返済などの点から1キロあたり404・35円に設定され、一般的な高速の1キロ108・1円と比べて突出して高かった。

 利用者への負担が重く、島内の関係者らが値下げを強く主張したため、料金は国の補助を受け段階的に引き下げられた。さらに、国の料金体系見直しで平成26年4月からは大橋も一般的な料金と合わせることになり、現在の価格まで値下げされた。

   ■   ■

 あおりを受けたのが「たこフェリー」の愛称で親しまれた明石淡路フェリーだ。兵庫県明石市と淡路市を結ぶこのフェリーは大橋の料金引き下げとともに利用客が減少し、22年に運航を休止。24年に廃止となった。

 淡路島側の発着場だった淡路市岩屋の男性(67)は「大橋の料金引き下げ後、目に見えて利用者が減っていった。フェリーがなくなり、街のにぎわいも消えてしまった」と嘆く。

 ただ、大橋の料金引き下げが観光客の増加につながったのは間違いない。明石海峡では車を運ぶフェリーは廃止になったものの、高速船は健在で、島を訪れるサイクリストから人気を集める。

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