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【浪速風】一人でしゃべるな、黙り込むな…「話芸の神様」が遺した会話の極意(4月4日)

パナソニックの入社式。記念撮影をする経営陣と新入社員ら=4月2日午前、大阪府枚方市(志儀駒貴撮影)
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 徳川夢声=むせい=(1894~1971年)は「話芸の神様」と呼ばれた。活動写真の弁士からスタートし、漫談、俳優、さらに直木賞の候補にもなった文筆家として活躍した。元祖マルチタレントである。吉川英治原作の「宮本武蔵」を朗読したラジオ番組は一世を風靡(ふうび)した。

 ▼戦後まもなくの名著「話術」が新潮文庫で復刻された。一読、内容がちっとも古くないのに驚いた。しかも文章が平易でわかりやすい。「ハナシはだれでもできる。だれでもできるから、実は大変難しいものである」。上司や先輩とのコミュニケーションが不安という新入社員諸君にぜひ読んでほしい。

 ▼「座談十五戒」が参考になる。かいつまんで言うと、一人でしゃべるな、黙り込むな。ばか丁寧になるなかれ。愚痴や自慢は嫌われる。ほら吹き、知ったかぶりは恥ずかしい。そして最後に、敬語を忘るなかれ。小欄は、戦前・戦中・戦後の激動をくぐりながら、保ち続けたユーモアを学びたい。

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