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【センバツ】智弁和歌山18年ぶり決勝進出 ヒーロー冨田、後輩のひと言で奮起 名将高嶋監督も投手に喝

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智弁和歌山18年ぶり決勝進出 ヒーロー冨田、後輩のひと言で奮起 名将高嶋監督も投手に喝

東海大相模を破り、決勝進出を決め喜ぶ智弁和歌山ナイン=甲子園 東海大相模を破り、決勝進出を決め喜ぶ智弁和歌山ナイン=甲子園

 選抜高校野球大会第11日は3日、甲子園球場で準決勝が行われ、智弁和歌山は東海大相模(神奈川)を延長十回、12-10で下して、18年ぶりに決勝進出を果たした。

 智弁和歌山は延長に突入した乱打戦を制した。高嶋監督は「『ワァー』と波が押し寄せてくるような甲子園の雰囲気に乗って逆転した」と話し、応援団や高校野球ファンの声援に感謝した。

 十回、待望の勝ち越し点は5番打者冨田の中犠飛によってもたらされた。安打と四球、送りバントで作った1死二、三塁のチャンス。冨田は打席に立つ直前、準々決勝でサヨナラ打を放った後輩の黒川から「冨田さんがヒーローになってくださいよ」とハッパをかけられた。

 「『こいつ、生意気やな』とも思ったけど、チャンスで打ててなかったし、自分で決めてやると思った。最低でも犠飛は打たなければという気持ちだった」と思い切りよく振り、力強い飛球を中堅の深い位置まで運んだ。続く黒川も左前適時打を放ち、勝負への執念で相手を上回った。

 一回1死も取れずに降板した先発池田の後を受けた2番手平田も180球の熱投で勝利の立役者となった。五回に東海大相模の渡辺に2点本塁打で勝ち越しを許した後、高嶋監督に「あそこに投げたら負けるだろう。勝つ気がないのか」と配球を怒鳴られた。

 71歳の名将から叱責され「ビビッたが、気持ちが入った」と発奮した。甲子園春夏3度優勝の強豪が投打にタフさを身につけ、決勝の舞台に勝ち上がった。

 決勝の相手は大阪桐蔭。智弁和歌山が勝てば1994年以来、24年ぶり2度目の優勝となる。(上阪正人)

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