PR

産経WEST 産経WEST

【関西の議論】12年かけて育てた桜、根元から切られる 心ない行為に怒りと悲しみの住民

Messenger

 何者かによる意図的な伐採だと考えた同クラブは翌2月6日、和歌山西署に被害届を提出。松川靖副代表(72)は「12年間愛情を込めて育ててきたのに、こんな心ないことをされるのは本当に残念だ」と憤りを隠さない。

もとは埋め立て地

 緑地公園の一帯は埋め立て地で、もともと海や磯が広がっていた。県が企業誘致のために平成6年に海を埋め立てて造成を開始。公園周辺は現在、工場などが並ぶ工業団地となっている。

 団地ができた当初の公園一帯は草木が伸びるなど荒れ放題で、テレビやタイヤ、冷蔵庫など大量の粗大ゴミや生ゴミが不法投棄され、野良犬やカラスがゴミをあさる光景もよく見られたという。

 「地元の景観が荒れていくのを放ってはおけない」。見かねた住民らが土地を所有する和歌山下津港湾事務所の許可を得て、アジサイやツツジなどの植樹やベンチの設置、定期的な草刈りなどに取り組んできた。

 その後、同クラブを設立し、18年度からは有志の住民とともに桜の植樹を開始。埋め立て地のため桜の成長には適さない土壌だったが、ショベルカーを使って土を掘り起こし、真土や肥料とかき混ぜるなどして改良。約2年かけてオオシマザクラやカワヅザクラなど約40本を植樹した。

 今では成長した桜やベンチなどが並び、不法投棄も減少、桜のシーズンには花見客が訪れる。「市民の憩いの場として定着してくれれば…。そんな思いで整備を続けてきた」と会員の松川由喜子さん(68)。

続きを読む

関連ニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ