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【関西の議論】ブームの影で増加「保護猫カフェ」の厳しい実情…医療費・エサ代 動物愛護はお金がかかる

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 環境省によると、28年度の猫の殺処分数は4万5574匹で、5年前の約3分の1。背景には飼い主からの引き取り件数が減ったことに加え、愛護団体による引き受けの増加があると考えられるが、加隈准教授は「無理をして引き受けている団体が少なくない。キャパシティを超えると管理が行き届かず、多頭飼育崩壊(多数の動物を無秩序な飼い方で過剰繁殖させ、飼育できなくなること)が起きる」と懸念する。知識やノウハウの格差と限界を超えた猫の引き受けが、潜在的なリスクとなっているのだ。

 問題を解決するには一般への譲渡を増やすことが重要だ。だが、行政が運営する動物愛護センターなどは、中心市街地から離れたアクセスの悪い場所にあることが多く、譲渡会も月に1度など限られた範囲でしか開催されていない。そこで「街中にあり、引き取りを待つ猫にいつでも会える保護猫カフェが重要な役割を果たす可能性はある」(加隈准教授)という。

 殺処分ゼロの道のりはそう簡単ではない。保護猫カフェのような民間の「施設」が経営や飼育ノウハウなどの課題を乗り越えて営業を続けることが期待されている。

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