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旧士族から見た西南戦争 兵庫・小野で企画展、従軍砲兵隊員の手紙など紹介

旧小野藩士族が家族に宛てた手紙、明治時代の軍服や銃を展示する企画展=兵庫県小野市
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 NHK大河ドラマ「西郷どん」の放映などで関心が高まる明治初期に焦点をあてた企画展「小野藩士族がみた西南戦争」が、兵庫県小野市立好古館(同市西本町)で開かれている。明治10年の西南戦争で西郷隆盛軍と戦った旧小野藩士族の目から見た戦場の姿を家族宛ての手紙を通じて紹介している。4月8日まで。

 小野藩で代々家老職を務めた伊藤家に伝わる古文書約6千点のうち、西南戦争に従軍した伊藤景治の家族宛ての手紙を中心に紹介。明治時代の軍服や銃なども含め計約40点を展示している。

 伊藤家の三男として小野で生まれた景治は明治7年ごろ、大阪鎮台に砲兵として入隊した。西郷が挙兵した西南戦争には近衛砲隊の一員として従軍し、約半年間、九州各地を転戦した。

 景治は小野に住んでいた兄や父に宛ててたびたび手紙を送り、戦地の様子を伝えた。征討総督を務めた有栖川宮熾仁(たるひと)親王を福岡から久留米まで護衛して進軍したことや、西郷軍が銃1丁につき200発の弾薬を持っていたことなど、詳しい戦況を伝えている。

 また、手紙を入れていた封筒もあわせて展示されており、「東京」と印字された消印や「大日本帝国」などの文字が読み取れる切手が貼られるなど、江戸から明治へと時代が移り変わっていく状況をしのぶことができる。

 同館の粕谷修一学芸員は「この時代の士族は江戸時代のような特権を奪われて困窮し、景治のように兵士になる者や、商人や農民になる者もいた。士族という身分が解体されていく様子も展示を通じてみていただければ」と話している。

 午前9時半~午後5時。月曜休館。問い合わせは同館((電)0794・63・3390)。

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