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【今週の注目記事】古代史の“七五三論争” 日本国はいつ誕生したか、天皇制につながる卑弥呼の統治

JR巻向駅近くで発掘された卑弥呼の神殿の可能性もある大型建物跡=平成21年3月、奈良県桜井市 
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 日本という国はいつ誕生したのか-。このテーマの議論は、研究者の間では「七五三論争」と呼ばれている。邪馬台国(やまたいこく)の女王、卑弥呼(ひみこ)が統治した「3世紀」か、仁徳天皇ら倭の五王による巨大前方後円墳が築かれた「5世紀」、そして天皇制が確立したとされる飛鳥時代の「7世紀」かで議論が分かれているからだ。国内初の本格的な都、藤原宮(奈良県橿原市)や大宝律令という法律が整備された7世紀こそ「日本国成立」ともいわれるが、邪馬台国の時代にはすでに女王が国を治め、中国王朝と外交関係を築き、国家といえる形が整っていた。(小畑三秋)

 「女王の都するところ」

 「飛鳥時代が国家の始まりともいわれるが、決してそうではない。日本国がいきなりできたのではなく、卑弥呼の時代には原型ができていた」と指摘するのが、纒向(まきむく)学研究センターの寺沢薫所長だ。

 寺沢さんは邪馬台国の有力候補とされる纒向遺跡(同県桜井市)を調査し、弥生時代から古墳時代への変遷など、国家形成について研究している。

 同遺跡には、卑弥呼の墓説が根強い箸墓(はしはか)古墳(墳丘長280メートル)をはじめ、国内最古級の前方後円墳が集中し、邪馬台国論争の舞台だ。

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