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【関西の議論】車いすに「カルテ」兵庫・尼崎の自転車店主が考案、その理由とは

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 この施設では昨年4月、車いすに乗る80代女性が食堂から移動する際に、タイヤの空気が十分に入っていなかったためブレーキがうまく効かずに車いすから滑り落ちる事故があった。尻から落ちたため、幸いけがはなかったが、車いすの定期点検の時機を見直すきっかけとなった。

 ほかにも、タイヤと車体をつなぐねじが緩んでいたため移動中に前輪が外れたり、車いすと利用者のサイズが合っておらず動こうとした際に車いすごと転倒したりするなど、ヒヤリとする事例は後を絶たないという。

 施設の担当者は「点検や故障には細心の注意を払っているが、スタッフも利用者も車いすの正しい知識を持っている人が多くない」と話し、「車いすの相談を気軽にできるところがあれば」と考えていたところ、石本さんからカルテの提案があり、作成してもらうことを決めた。

手軽に点検修理を

 自転車ひと筋だった石本さんが車いすの整備を始めたのは、平成26年に店舗近くに住む車いす利用者から「手軽に車いすを修理に出せる場所があれば」との切実な要望を聞いたのがきっかけだった。一般社団法人「日本福祉用具評価センター」(JASPEC)が認定する「車いす安全整備士」の資格を取得し、車いすの点検や修理ができるようになった。

 車いす安全整備士は現在1363人。毎年6回、認定試験が行われ、福祉施設の職員や医療関係者の取得が多い。

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