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【ビジネスの裏側】幸之助のこだわり随所に 昭和初期の本店を再現、パナが100周年記念施設

かつての本店を模して再現された松下幸之助歴史館。幸之助のこだわりが随所に取り入れられた=大阪府門真市
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 パナソニックが3月7日に創業100周年を迎え、大阪府門真市の本社敷地内に、創業者の経営理念を紹介する「松下幸之助歴史館」をオープンした。同館の建物は、創業の地だった大阪市福島区から、昭和8(1933)年に門真に移転して建てられた3番目の本店を忠実に再現している。白い壁の洋風の建物には、ところどころに当時の幸之助氏の好みが反映され、こだわりが感じられる。(中山玲子)

 経営の針路を定める舵輪

 「本店社屋の設計は、ぼくがあれこれ注文をつけました。なかなかしゃれているでしょう。あの建物が建ったとき、南欧風のしゃれた建物とずいぶん人気を呼んだものです」

 創業から3番目の本店となった第3次本店の建物のデザインについて、幸之助氏はのちにこう振り返っていたという。

 第3次本店は、白い壁に赤茶色の屋根が欧風の雰囲気を感じさせる建物だった。

 正面右の白壁には、幾何学模様のデザインが施された3枚の丸いステンドグラスがはめ込まれた。また、建物の2階正面に付いているのは、船の舵をあやつる輪形のハンドルである舵輪(だりん)。当時、わざわざ幸之助氏が神戸港まで足を運んで選んできたとされる舵輪で、「松下電器の針路を定める象徴」(竹安聡執行役員)として付けられたという。

(次ページ)昭和恐慌の影響の最中、しかも「鬼門」あえて移転…

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