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明治生まれの折り畳み式ナイフ「肥後守」人気復調 仏雑誌が火付け役、生産追いつかず

海外で需要が高まり、人気が再燃している「肥後守」=兵庫県三木市
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 「金物の町」として知られる兵庫県三木市で製造されている明治生まれの折り畳み式ナイフ「肥後守(ひごのかみ)」が人気を盛り返している。昭和30年代の「刃物追放運動」などで生産が激減したが、フランスの雑誌で紹介されたのを機に人気が再燃。国内でも評価が高まり、今や生産が追いつかない状態となっている。(坂田弘幸)

社会党委員長刺殺事件を機に刃物追放運動、注文激減

 肥後守は明治20~30年代、三木の金物商、重松太三郎が九州から持ち帰った刃物を折り畳めるように改良して誕生したとされる。手のひらサイズと手頃な価格が受け、子供の鉛筆削り用として全国に普及した。

 しかし昭和35年、当時17歳の少年が社会党委員長を刺殺した事件を機に、刃物追放運動が起こると注文が激減。最盛期の昭和初期に約40もあった生産業者が、今では明治27年創業の「永尾かね駒製作所」だけとなった。同製作所5代目の永尾光雄さん(51)は「追放運動で文具店から一斉に肥後守が無くなった影響が大きかった」と語る。

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