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【軍事ワールド】ロシア・プーチン大統領が発表した「驚異の新兵器群」 額面通り受け取れない理由 

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 これでは、お互い核兵器を持つことで平和と軍事的均衡を保つ「相互確証破壊」が成り立たなくなる。

 そこでMDを突破できる兵器を-というのがロシアの動きだが、この新兵器群はむしろロシアの限界を示している。

 コピーを超えて

 ロシアはかつてのソ連時代から、兵器開発に関して特徴があった。その一つは、旧西側の兵器の開発思想を追いかける、というものだ。第二次大戦後には、戦時中にソ連領沿海州に不時着した米国のB29重爆撃機を返却せずに分解。ほぼコピーしたTu-4爆撃機を約1000機も生産、配備した。

 その後、実物が手に入ることがなくフルコピーもなくなったが、西側、特に米国の兵器開発の後を追う姿勢が続いた。パイオニアは相当に無駄な試行錯誤をしなければならないが、後追いならば、枝分かれする技術のうち先行者(米国)が選んだ“本命”を迷うことなく選択できる。開発時間とコストの大幅削減が可能だ。そして、例え選んだ道が失敗であったとしても、それは先行者(米国)も失敗することを意味しているため「ひとり負け」は避けられる。

 可変翼の大型戦略爆撃機では米のB-1に対しソ連はブラックジャックを、宇宙往還機ではスペースシャトルに対しブラン、超音速旅客機でも英仏コンコルドに対しTu-144と、外観に違いはあれど開発思想的には「そっくりさん」の機体は多い。また中国のように劣化コピーしか作れないのと異なり、後追いの利点を活かして元祖より優秀という機体も少なくない。さらに後追いとは別思想の兵器もあり、分野によっては米に対し優位性すらあった。

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