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【東日本大震災7年】毎月11日にだけ開く「きっかけ食堂」 阪神と東北 2つの被災地を結ぶ

笑顔で接客する右近華子さん(中央)=平成29年3月11日、京都市上京区(奥清博撮影)
笑顔で接客する右近華子さん(中央)=平成29年3月11日、京都市上京区(奥清博撮影)
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 東日本大震災の被災地支援で、毎月11日に東北の食材を使った料理を食べながら被災地に思いをはせる活動「きっかけ食堂」が、復興庁から表彰された。東京都杉並区の会社員、右近華子(はなこ)さん(23)らが被災者と触れ合う中で、4年前に京都で立ち上げた。阪神大震災の発生直後に神戸市で生まれ、復興への願いを込められた「華子」という名前を重荷に感じていたが、活動を通じて2つの震災がつながり、名前も好きになった。大学を卒業し、運営から離れた今も「全国に広げて復興の力になりたい」と活動を続ける。(猿渡友希)

 重荷だった名前

 平成7年、阪神大震災の発生3日後に神戸市の病院で生まれた。小学生のころ「がれきの街に花が咲くように」との願いから命名されたことを知ったが、「震災の記憶はなく、被災地のために何もできないことに悩んだ。名前の重さがつらかった」と振り返る。

 東日本大震災の発生は高校1年。立命館大学1年になり、同級生の原田奈実さん(23)と宮城県気仙沼市にボランティアへ訪れた。東北の人たちの温かさが忘れられず、その後も被災者と交流を重ねた。

 そうした中、原発事故の風評被害に悩む農家の男性が「福島が嫌われ者になった」とつぶやいたことにショックを受けた。「東北の魅力や復興を語り合う場を作ろう」。原田さんとともに26年5月、京都市できっかけ食堂を立ち上げた。

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