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【西論】25年万博誘致 大阪の未来 若者に委ねよ

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【西論】
25年万博誘致 大阪の未来 若者に委ねよ

博覧会国際事務局(BIE)調査団が視察の大阪万博候補地「夢洲」。右手前は大阪府咲洲庁舎 =大阪市住之江区(本社ヘリから、志儀駒貴撮影) 博覧会国際事務局(BIE)調査団が視察の大阪万博候補地「夢洲」。右手前は大阪府咲洲庁舎 =大阪市住之江区(本社ヘリから、志儀駒貴撮影)

 日本で初めての開催となる来年の20カ国・地域(G20)首脳会議の開催地が、大阪市に決まった。

 誘致をめぐっては福岡市や愛知県も名乗りを上げていたが、各国の首脳らが宿泊する高級ホテルの数や、1995(平成7)年にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開催した経験、警備上の実績などが、政府が大阪を選ぶ後押しになったという。

 これにより、大阪は国際的認知度を高める大きなチャンスを得た。海外からみれば、大阪は東京や京都などと比べて知名度の低さが否めない。この好機を、2025年国際博覧会(万博)誘致への弾みとしたい。3月7日に博覧会国際事務局(BIE)調査団が大阪入りしたが、その前に決まったことも好材料だろう。

 松井一郎大阪府知事は「世界中に都市としての高いポテンシャルをアピールしていける。大阪の都市格を引き上げ、万博誘致でも有効なPRになる」と力を込める。

 ◆侮れないライバル

 25年万博の誘致をめぐっては、フランスが立候補を取り下げ、日本とロシア、アゼルバイジャンの3カ国の争いとなる構図が確定した。有力候補と目されたフランスの離脱は日本にとって有利に働きそうに思えるが、政府内では「追い風になるとは感じていない」との声が上がり、官民で組織する誘致委員会の会長代行を務める松本正義・関西経済連合会会長も「非常に強い相手だ」と気を引き締める。確かに、旧ソ連の両国はそれぞれに強みを有しており、決して侮れない。

 ロシアが開催地とするのは中部のエカテリンブルク。プーチン大統領も発展を重視する工業都市で、今年のサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本がセネガルと対戦する地でもある。万博のテーマは「世界の変革」。イノベーションやテクノロジーによって人類の幸福に貢献する見本を示すというコンセプトだ。

 ロシアのアピールポイントは、2014年のソチ冬季五輪開催やW杯の誘致を成功させてきた実績だ。プーチン氏は自ら、各国との外交交渉の席で万博誘致について積極的に言及しているという。強権体制の国柄だけに、世論を盛り上げやすい土壌も持つ。

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