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【浪速風】新聞人の使命を演じたメリル・ストリープ 機密文書報道、反対する役員らに「私はもう寝るわ」(3月5日)

メリル・ストリープ
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 アカデミー賞は主演女優賞に注目した。「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」で候補になったメリル・ストリープ。ベトナム戦争の“不都合な真実”を報道したワシントン・ポストの発行人キャサリン・グラハムの苦悩と決断を演じられるのは、彼女しかいないだろう。

 ▼試写を見た。今では考えられない紫煙にかすむ編集局と、刷り上がったばかりのインキのにおいがする新聞は、小欄が入社したころを思い出させた。夫の死で引き継いだポスト紙を立て直すため、株式を公開すべきか悩む女性経営者。そこにライバルのニューヨーク・タイムズがスクープを放つ。

 ▼ポスト紙も遅れて機密文書を入手するが、掲載すれば政府と訴訟になり、経営は危機に陥る。輪転機を回すタイムリミットが迫り、決断を下す。なおも反対する役員や顧問弁護士に、「私はもう寝るわ。おやすみなさい」。その瞬間、ひ弱な女性が硬骨の新聞人に変わった。ゾクッとする名演だった。

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