PR

産経WEST 産経WEST

【痛み学入門講座】カフェインと頭痛「諸刃の刃」も正しい認識で予防を

Messenger

 カフェインを摂(と)ると、眠気や疲労感が減り、集中力や思考力が増す。私も原稿締め切り前夜ともなると、編集担当者の顔が脳裏をかすめ、カフェインを含む栄養ドリンク剤をガブ飲みして机に向かうことがある。

 カフェインはコーヒーや緑茶、コーラ、ココア、ドリンク剤のみならず、市販の解熱鎮痛薬、風邪(かぜ)薬、鼻炎薬、乗り物酔い予防薬などにも多く含まれている。つまり現代人は、知らず知らずのうちにカフェインを大量に摂取しているのだ。なお、脳梗塞(こうそく)や糖尿病、痛風などに対するカフェインの予防効果が報告されているが、今後さらに検討が必要になってくる可能性もある。一方で妊娠中には胎児の成長を抑制してしまうと考えられており、注意が必要だ。

 さらにカフェインによって二日酔いによる頭痛が和らぐことが知られ、「片頭痛」や「群発頭痛」など脳血管の拡張が関与する頭痛の治療にも使用される。これらはカフェインの直接的な脳血管収縮作用による。事実、17世紀末にスイスのティソットが書いた神経学の教科書では、コーヒーを片頭痛の治療薬として薦(すす)めている。また、カフェインは「低髄液(ずいえき)圧による頭痛」=外傷などによって脳脊髄液が硬膜(こうまく)の外へ漏れ出すことによる=にも有用である。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ