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害獣対策で捕獲したシカの有効活用をPR レストランなどが「文鹿祭」

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害獣対策で捕獲したシカの有効活用をPR レストランなどが「文鹿祭」

文鹿祭で提供されたシカ肉のハンバーガー=神戸市中央区 文鹿祭で提供されたシカ肉のハンバーガー=神戸市中央区

 農作物被害を引き起こしているシカを捕獲した上で地域資源として活用しようと、シカ肉料理や加工品をPRするイベント「文(ぶん)鹿(か)祭(さい)」が27日、生田神社(神戸市中央区)で開かれた。県内で捕獲したシカは年間約4万5千頭に上るが、9割が廃棄処分されており、有効活用の必要性をアピールした。

 県内の精肉業者や飲食店などでつくる団体が主催。約15業者がブースを出店し、シェフらが腕を振るったハンバーガーやコロッケ、カレーなどのシカ肉料理の屋台が並んだ。

 主催団体によると、シカ肉は牛肉に比べて高タンパク・低カロリーであっさりとした味わいが特徴。イベントの料理はワンコイン(500円)前後で手軽に楽しめるとあって、昼食時には地域住民らでにぎわった。

 料理以外にも皮を使ったかばんや靴といった皮革製品、これまでは廃棄されていた部位を活用したドッグフードなども販売。模擬銃を使った狩猟体験コーナーや、シカの生態についてのパネル展示もあった。

 4回目を迎えた文鹿祭は県も後援している。背景には、農作物被害を防ぐため捕獲したシカの処理問題がある。県などによると、シカによる農林業への被害額は減少傾向にあるものの平成28年度で5億3千万円に上った。年間の捕獲数は4万5千頭程度だが、ほとんどは廃棄処分しており、食肉や加工品などに有効活用できているのは1割程度という。

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