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【関西の議論】ドヤ街の次は茶畑の町…星野リゾートが狙う意外な土地

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【関西の議論】
ドヤ街の次は茶畑の町…星野リゾートが狙う意外な土地

山すそに広がる茶畑。美しい景観が「日本遺産」に認定された=京都府和束町 山すそに広がる茶畑。美しい景観が「日本遺産」に認定された=京都府和束町

 しかし、会見での説明からは建設場所や規模、オープン予定日、ホテルか旅館かという業態など、計画の概要が全く見えてこない。そのため、報道陣から質問が相次いだが、星野代表は「連携協定を結んだ和束町、京都府との3者で一緒に考えていきたい」との説明を繰り返し、今後、町民も巻き込んで具体化させていくとした。

なぜ和束に?

 和束町は人口3800人余り。主要産業は茶生産で、府内産「宇治茶」の45%のシェアを占める。山並みに広がる茶畑が魅力で、町は「茶源郷(ちゃげんきょう)」としてアピール。町内を訪れる観光客は約9万人(平成28年)で、年々増えているという。

 和束町が位置するエリアは南山城地域と呼ばれ、大阪や京都、奈良のベッドタウンとして宅地開発が続く木津川市や京田辺市、精華町なども宿泊施設が極端に少なく、ホテルの空白地だ。このため宿泊施設はほとんどなく日帰り観光が多いのが実情だ。

 そのため、個別にホテル事業者などと交渉を進める自治体もあり、誘致合戦に力を入れる。「観光客やビジネス関係者が滞在すれば、地元で買い物などをしてくれ、確実にまちおこしにつながる」(自治体関係者)からだ。

 そこに登場した星野リゾート。星野代表の手腕に期待する声は高まるばかりだ。ホテル経営に加え、経営不振に陥った旅館などを立て直すビジネスモデルを確立。夏場は閑散とする北海道のスキー場に雲海を楽しめる施設を設けて通年の観光地に育てるなどした実績があるためだ。

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