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ゼブラ柄のトマト その名は「アマゾン」、近大農学部など共同開発 うまみ強く
近畿大農学部(奈良市)応用生命化学科の研究チームが、農産種苗の品種改良や生産販売を手がけるナント種苗(奈良県橿原市)と共同研究し、うまみが強いゼブラ柄の中玉トマト「AMAZON」を開発した。種子は26日から、県内外の種苗店で販売される。
森本正則准教授を中心とする研究チームによると、AMAZONはゼブラ柄の果皮色で、1個25~35グラムと小ぶり。一方で、うまみ成分のグルタミン酸とアスパラギン酸の含有量が高く、一般的な中玉トマトよりもうまみを強く感じることができるという。
初心者でも育てやすく、家庭菜園にも適しているといい、同大農学部の担当者は「見た目も面白く、歯応えのいい品種。ぜひ育てて食べてみてほしい」としている。
問い合わせはナント種苗((電)0744・22・3351)まで。