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【衝撃事件の核心】2回の事故で6千万円…家族ぐるみで保険詐欺、14人が画策した悪知恵とは

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【衝撃事件の核心】
2回の事故で6千万円…家族ぐるみで保険詐欺、14人が画策した悪知恵とは

大久保容疑者らが3件目の追突事故を起こした交差点=2月14日、大阪府寝屋川市太秦高塚町 大久保容疑者らが3件目の追突事故を起こした交差点=2月14日、大阪府寝屋川市太秦高塚町

 一方、追突側の軽乗用車は知人の女F(43)1人だった。

 このケース3で、Fは“致命的”なミスを犯す。わざと事故を起こすのが怖かったのか、衝撃が弱すぎて思うような傷がつかなかったのだ。

 「これやと、保険が下りへん」

 車体を一目見た父親はこう判断。市内の別の場所に車を移動し、Fに改めて追突させたのだ。

 ケース3で父親らが請求した保険金は約2400万円。ケース1、2とは別の保険会社だった。

 捜査関係者らによると、休業損害の受給者は保険会社間で横断的に情報共有がなされているという。

 このためケース3で申請を受けた保険会社は、同じ家族の周辺で請求が相次いでいることに気づくことができた。そして、事故の事実関係を調べる民間の査定機関「損害保険料算出機構」(東京)に調査を依頼したのだ。

 同機構には保険会社36社が加盟している。調査の結果、同一人物が保険金を詐取しようとしている可能性があると判断した同機構は同年7月、大阪府警交通捜査課にその旨を情報提供した。ここから本格的な捜査が始まった。

 府警は保険会社から提供された事故車両の写真を検討。ケース3で追突されたワンボックスカーの後部に2カ所の傷があるのを発見した。

 傷はその形状から、追突した軽乗用車のナンバーやバンパーが当たったことに由来することが分かった。奇妙なのは、同じような傷がワンボックスカーの両サイドについていたことだ。

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