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堺出身の芥川賞作家・由起しげ子の直筆原稿や著書 旭堂南陵さんが寄贈、市立中央図書館で展示へ

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堺出身の芥川賞作家・由起しげ子の直筆原稿や著書 旭堂南陵さんが寄贈、市立中央図書館で展示へ

由起しげ子の著書と寄贈した旭堂南陵さん=堺市役所 由起しげ子の著書と寄贈した旭堂南陵さん=堺市役所

 堺市の大阪府立堺高等女学校(現・府立泉陽高校)出身で戦後初の芥川賞を受賞した小説家、由起(ゆき)しげ子の原稿や著書を、高校の後輩にあたる堺親善大使の講談師、旭堂南陵さん(68)が市に寄贈した。原稿や著書は市立中央図書館(堺区大仙中町)で展示されるといい、南陵さんは「これをきっかけに、堺にゆかりの文化人をより多くの市民に知ってもらいたい」としている。

 寄贈したのは、しげ子が書いたエッセー「巨大な樹林と渓谷の町」の直筆原稿や、芥川賞受賞作の「本の話」や「女中っ子」「今日のいのち」「夢違い」などの著書計66点。

 南陵さんは約20年前に同校の同窓会で先輩からしげ子が同校出身ということを教えてもらったことをきっかけに、著書の収集を始めた。もともと古書収集が趣味だった南陵さんは、四天王寺(大阪市天王寺区)で開かれた古書市などをめぐって直筆原稿や著書を集めたが、なかなか目当ての著書が見つからずに、東京・神田の古書店まで出向いたこともあったという。

 これらの直筆原稿や著書は今後整理した上で、中央図書館で所蔵される。著書は古く破損しやすい状態のため貸し出しは行わないが、今年度中に図書館に特設コーナーなどを設け、ガラスケースなどに入れて展示する予定。

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