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【軍事ワールド】イージス・アショア導入で「統合的な防衛が可能に」 ロッキード・マーティン社担当副社長インタビュー(後編)

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【軍事ワールド】
イージス・アショア導入で「統合的な防衛が可能に」 ロッキード・マーティン社担当副社長インタビュー(後編)

SSRの性能を示す概念図。弾道ミサイル対応・迎撃の範囲が大きく広がることがわかる(ロッキード・マーティン提供) SSRの性能を示す概念図。弾道ミサイル対応・迎撃の範囲が大きく広がることがわかる(ロッキード・マーティン提供)

 「イージス・アショアは(陸上施設なので)常に、永続的に使えます。電力の効率や能力、冷却面でも、海上でイージス・システムを展開するよりも運用効率が高くなります。また乗組員についても、常に海上でパトロールをしているよりも短い期間で(勤務の)ローテーションを組むことができると思います。日本の地理的な状況も考えますと柔軟性と冗長性をもって、そして深い防衛能力を持つことが出来る仕組みになると思います」

 《導入費用を見ると、イージス艦は、自衛隊の「あたご型」で約1500億円。イージス・アショアは1基約800億円。船体やエンジン、主砲などがない「アショア」は長期的な保守費用や運用に関する人件費の面で優位といえる》

 弾道ミサイル迎撃において、イージス艦とイージス・アショアの両方を持つことによる利点は

 「まずはイージス艦を前方に展開しておいて初回、または2回目の迎撃を対応させる。そしてアショアに引き継いで、さらに必要であれば(陸上自衛隊の)パトリオット(PAC3)などで短距離の迎撃を行うことで、さらに深いレベルでの防衛が可能になると思います」

 自衛隊はいま早期警戒機E-2D「アドバンスド・ホークアイ」や、ステルス戦闘機F-35「ライトニング2」を導入しはじめました。イージス艦やイージス・アショアとの連携によって防衛能力が向上する可能性に注目が集まっています。

 「イージスアショアについて日本で私どもが推奨している構成(形態)は、米海軍の構成と互換性のあるものになっていますので、海上自衛隊の「あたご」クラスのイージス艦ともうまく連動できるようなものになっています。ただ、実際にどのような構成にするかは今後、米ミサイル防衛局(MDA、国防総省の内局)や(日本の)防衛省と協議が必要になってくると思います」

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