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誤嚥で寝たきり、施設に1960万円の賠償命令  熊本地裁

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誤嚥で寝たきり、施設に1960万円の賠償命令  熊本地裁

 熊本県御船町の介護老人福祉施設「グリーンヒルみふね」で平成26年、入所者の女性が食事中の誤嚥による低酸素脳症で寝たきりになったのは、施設が適切に介助しなかったからだとして、女性と家族が施設側に計約3230万円の損害賠償を求めた訴訟で、熊本地裁は19日、施設側に約1960万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 小野寺優子裁判長は判決理由で「しゃっくりをしている間は食事を停止する必要があったのに、すまし汁などの提供を続けた。誤嚥を引き起こす危険の大きい不適切な介助。女性の精神的苦痛は甚大」とした。

 判決によると、女性は現在80代。26年11月、施設で夕食中にしゃっくりが出ていたが、職員の介助で食事を継続。その後、食事が気管に入って心肺停止になり、搬送先の病院で低酸素脳症と診断された。

 施設側の弁護士は「判決内容を確認し、対応を考える」としている。

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