産経WEST

【西論】女子マラソン界 大阪から新星 お家芸復活の予感

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【西論】
女子マラソン界 大阪から新星 お家芸復活の予感

1位でゴールする松田瑞生=28日、ヤンマースタジアム長居(恵守乾撮影) 1位でゴールする松田瑞生=28日、ヤンマースタジアム長居(恵守乾撮影)

 大阪生まれの「ニューヒロイン」が誕生した。2020年東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権を懸け、先月28日に行われた「第37回大阪国際女子マラソン」。昨年の1万メートル日本女王の松田瑞生(みずき)選手(22)=ダイハツ=が、日本女子歴代9位、初マラソンとしては歴代3位となる2時間22分44秒の好タイムで優勝し、低迷する女子マラソン界に明るい光が差し込んだ。

 ◆東京五輪に名乗り

 ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)を発着点に、高低差の少ない国内屈指の高速コースとして知られる「大阪国際女子マラソン」。松田選手はゴールテープを切った瞬間、両手を突き上げて喜びを爆発させた。「イェーイ!」「大阪の地で輝けてよかった」。東京五輪のエース候補として名乗りを上げた明るいキャラクターは、マラソン界を盛り上げる新星として貴重な存在だ。

 大阪・長居の近くで育ち、大阪薫英女学院高では全国高校駅伝に3年連続で出場。卒業後はダイハツに入社、昨年日本選手権1万メートルで優勝を果たし、ロンドン世界選手権1万メートルにも出場した。大阪で初マラソンに挑んだ松田選手は、大きく腕を振るパワフルな走りを展開し、浪速路を駆け抜けた。

 高校の1年先輩の松田選手に敗れ、2時間23分48秒で2位になった前田穂南(ほなみ)選手(21)=天満屋=は果敢にペースアップするなど積極的に仕掛ける走りを見せた。前田選手は昨年8月の北海道マラソンを2時間28分48秒で制してMGCへの出場権を得たうえ、今回は自己ベストを5分縮めるなど急成長。日本女子歴代4位のタイム(2時間21分36秒)を持つ安藤友香(ゆか)選手(23)=スズキ浜松AC=は3位に終わったが、2時間27分37秒でMGCの出場権を獲得した。上位3人は21歳から23歳と若く、東京五輪を狙う強いランナーだ。

続きを読む

関連ニュース

「産経WEST」のランキング