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【虎のソナタ】中日松坂オーラ感じて新庄思い出した 衝撃二刀流挑戦から19年…ベテラン虎番しみじみ

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【虎のソナタ】
中日松坂オーラ感じて新庄思い出した 衝撃二刀流挑戦から19年…ベテラン虎番しみじみ

晴れ上がった球場には、9000人のファンが訪れた 晴れ上がった球場には、9000人のファンが訪れた

 その時、巨人の監督長嶋茂雄は『歓』と書いた。楠木正成の「我に勝ち、味方に勝ち、敵に勝つ…もって武将の3勝なり」という思いをこめて…。1999年元日のことである。

 阪神の監督野村克也が年頭に当たって選んだのは『目機銖両』(もっきしゅりょう=絶対的な洞察力を身につけて、高めていきながら采配をふるえ)という天台宗の教えだった。

 のっけから何を言いだすのか? と思われるだろうが、1999年はタイガース福袋が阪神百貨店でアッという間に1300個完売するなど、阪神監督1年目は異様なブーム。

 この年に現中日の松坂大輔投手は西武にドラフト1位で入団して、それこそ笑った、こけた、投げた! とこの年のプロ野球の話題を全部かっさらっていたのです。

 しかし…それはやはり知恵者ノムさんとしては面白くない。それが理由かどうかはわからないが10年目の外野手、新庄剛志に目をつけて「投手との二刀流をさせる」と言い出した。もちろん当時の12球団で安芸だけはものの見事に“松坂フィーバー”はかき消え、新庄の二刀流が新聞のトップを飾り続けた。

 「そやねん…あれからもう19年の歳月が過ぎとるんやなぁ。まるで昨日のことのようやけど…」と北谷の中日キャンプをフォローしながら編集委員上田雅昭はポツリといった。この日も休みの中日担当三木建次に代わって宜野座から北谷にすっ飛んできた。

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