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宝塚から「第二の手塚治虫」を ファミリーランド跡地に文化芸術施設 38億円かけ来年9月完成目指す

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宝塚から「第二の手塚治虫」を ファミリーランド跡地に文化芸術施設 38億円かけ来年9月完成目指す

「宝塚ファミリーランド」の跡地に建設される文化芸術施設のイメージ(兵庫県宝塚市提供) 「宝塚ファミリーランド」の跡地に建設される文化芸術施設のイメージ(兵庫県宝塚市提供)

 兵庫県宝塚市は9日、遊園地「宝塚ファミリーランド」があった場所の跡地に文化芸術施設を建設することを明らかにした。同市は漫画家の手塚治虫氏が5歳から24歳まで過ごしたことで知られ、予定地の隣には市立手塚治虫記念館があり、連携して文化の発信と芸術家育成を目指す。市は「“第二の手塚”が生まれてくれれば」と期待する。

 阪急宝塚駅近くのファミリーランドは多くの家族連れが訪れる観光スポットだったが、平成13年にテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)がオープンした影響などで入場者が低迷し、15年に閉園した。

 跡地には英国風の庭園やドッグランなどを設けた観光施設「宝塚ガーデンフィールズ」が建設されたが、客足は伸びずに25年に閉園となった。市は跡地を所有していた阪急電鉄から土地の一部約1万平方メートルを約15億円で買い取っていた。

 新たに建設する文化芸術施設は総事業費約38億円で、来年9月の完成を目指す。2階建てで延べ床面積約3200平方メートル。漫画やアニメ作品などの展示スペースのほか、アーティストによる実演イベントを行うホールなどを設置する。親子で参加できるワークショップなどを行うアトリエも設ける。

 隣接する手塚治虫記念館は、手塚氏の漫画にちなんだ収蔵品を展示するほか、アニメの制作体験などができる。市は両施設共通の企画展やイベントを催すなど、連携させながら文化や芸術の発信拠点にすることを目指す。

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