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「奈良のシカ」捕獲計画、半年で16頭 わな変更検討も 

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「奈良のシカ」捕獲計画、半年で16頭 わな変更検討も 

 国の天然記念物「奈良のシカ」による農作物被害を減らすために、奈良県が昨年7月から奈良市東部で始めた捕獲計画で、1月末までの半年間の捕獲が16頭(オス13頭、メス3頭)にとどまっていることが分かった。計画で上限とされている120頭を大きく下回っており、県は捕獲手法などを見直すという。

 シカの食害をめぐっては県が昨年7月、文化庁の許可を得た上で、特に被害の多い奈良市の田原・東里の2地区にわなのおり計26基を設置。今年3月15日までの予定で捕獲を始めた。

 だが、捕獲効率が悪いといい、県は、(1)わなの設置数を増やす(2)エサのまき方を工夫する(3)他の捕獲方法を導入する-などの対策を検討する必要があるとしている。捕獲は来年度も文化庁に申請し、継続して実施する予定だ。

 県は今春にも同市東部の住民を対象に、捕獲開始後の農作物の被害状況調査を行うという。荒井正吾知事は7日の定例記者会見で、「多く捕獲するのが目的ではない。少なく捕獲して被害が減ればそれにこしたことはないので、今後の被害状況調査の推移を注視したい」と話した。

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