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紀伊半島豪雨の行方不明者、1年5カ月ぶりの捜索 奈良・十津川村のダム2カ所で

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紀伊半島豪雨の行方不明者、1年5カ月ぶりの捜索 奈良・十津川村のダム2カ所で

行方不明者の捜索活動に取りかかる、県警や消防の関係者=奈良県十津川村の二津野ダム 行方不明者の捜索活動に取りかかる、県警や消防の関係者=奈良県十津川村の二津野ダム

 奈良県内で死者15人、行方不明者9人を出した平成23年9月の紀伊半島豪雨で、発生から丸5年を区切りに打ち切られていた捜索活動が4日、十津川村の風屋ダムと二津野ダムで約1年5カ月ぶりに実施された。

 濁流に流され、行方不明になっていた五條市大塔町の中西麻紀代さん=当時(37)=の遺体が昨年6月、下流の風屋ダムで発見されたことを受け、ダムの水位が下がる今の時期に捜索が行われることになった。

 捜索に先立ち、同村役場で出発式が行われ、更谷慈禧村長が「行方不明者が見つからない限り、復興はない。どんな手がかりでも見つけ出したい」とあいさつ。五條市の樫内成吉副市長は「家族のもとに帰った女性のように、(行方不明者)9人の何かを発見できたら」と述べた。

 捜索は県警や地元消防、自治体など計154人態勢で実施。班ごとにボートに乗り込んで水面を確認したり、ダム湖の堤防を歩いたりして捜索に当たった。二津野ダムの湖岸6カ所で骨片10個を発見したが、行方不明者は確認できなかった。

 紀伊半島豪雨では、奈良、和歌山、三重の3県で計88人の死者・行方不明者が出た。

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