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日本刀「鍔」を知る 谷豊重の「赤銅地金象嵌雲龍図鍔」など展示 松江歴史館で刀装具展

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日本刀「鍔」を知る 谷豊重の「赤銅地金象嵌雲龍図鍔」など展示 松江歴史館で刀装具展

赤銅地金象嵌雲龍図鍔 赤銅地金象嵌雲龍図鍔

 日本刀の「鍔(つば)」などに焦点を当てた展示「松江藩の刀装具」が、松江市の松江歴史館で行われている。刀身だけではない日本刀の魅力を伝えている。3月14日まで。

全体引き立て、強度高める「鍔」の魅力

 鍔をはじめ「小柄(こづか)」「縁頭(ふちがしら)」など持ち手部分などに装着して全体を引き立てたり、強度を高めたりする工芸品が会場に並ぶ。いずれも江戸時代の松江藩で活躍した金工が制作。このうち「赤銅地金象嵌雲龍図鍔(しゃくどうじきんぞうがんうんりゅうずつば)」は、江戸で技を磨いた谷豊重が制作。竜のひげに銀、目や尾などに金めっきを施し、金の大小の斑点で雲を表現している。

 「多くの人の手と材料が必要で『工芸の総合芸術』とされる日本刀の魅力を、違った観点から楽しんでほしい」と同館。これに合わせて基本展示室では、幕府の試し斬り役を務めて“首切り朝(浅)右衛門”と呼ばれた山田浅右衛門吉年の求めに応じ、松江藩の刀工・高橋長信が制作した日本刀も展示している。この展示は6月下旬まで。

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