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【NIE@産経・新聞で学ぼう(11)】将棋・囲碁、初の国民栄誉賞 羽生棋聖・井山十段が受賞、高まる人気

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【NIE@産経・新聞で学ぼう(11)】
将棋・囲碁、初の国民栄誉賞 羽生棋聖・井山十段が受賞、高まる人気

【クリックで拡大】羽生善治棋聖(将棋)と、井山裕太十段(囲碁)、そしてこれまでの国民栄誉賞の受賞者一覧 【クリックで拡大】羽生善治棋聖(将棋)と、井山裕太十段(囲碁)、そしてこれまでの国民栄誉賞の受賞者一覧

 政府は、将棋界で史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治(はぶ・よしはる)棋聖(きせい)(47)=竜王=と、囲碁界で初の七大タイトル独占を2度果たした井山裕太十段(28)に、国民栄誉賞を同時に授与することを決めました。授与式は2月13日となる予定で、将棋界と囲碁界での国民栄誉賞受賞は初めてのことになります。

■前人未到の偉業

 国民栄誉賞とは昭和52(1977)年に野球の本塁打世界記録を達成した王貞治選手(当時)の功績をたたえるため、政府が創設しました。首相が授与式で、表彰状や記念品などを贈ります。

 これまでの受賞者を振り返ると、プロ野球元巨人監督の長嶋茂雄氏、歌手の故・美空ひばりさん、映画監督の故・黒沢明さん、サッカー女子W杯で初優勝した「なでしこジャパン」ら、スポーツ、芸能、文化などの分野で業績を残した個人・団体がいます。

 今回の受賞について、羽生棋聖は「大変名誉ある賞で非常にありがたい」。井山十段は「光栄なことですがまだまだこれから。精いっぱい頑張りたい」とそれぞれコメントしていました。

 将棋、囲碁界には、それぞれタイトル戦があり、新聞社などが主催しています。例えば、産経新聞社の場合、将棋では棋聖戦、囲碁では十段戦、女流名人戦を主催しています。

 将棋の場合、同じタイトルを連続で獲得したり、一定回数を獲得したりするなどの条件をクリアすると、タイトルに「永世」や「名誉」がつく永世称号が与えられます。羽生棋聖は、昨年12月に竜王位を奪取し、通算7期とすることで、永世竜王の資格を獲得。これで棋聖・竜王・名人・王位・王座・棋王(きおう)・王将-の永世称号がある7つのタイトルの全てで永世称号を獲得しました。

 一方、囲碁の井山十段は昨年10月、名人戦で勝ち名人位を奪還。十段・棋聖・本因坊(ほんいんぼう)・王座・天元(てんげん)・碁聖(ごせい)とあわせ、約1年ぶりに囲碁タイトルの七冠保持に返り咲き、2度目の七冠同時制覇を達成しました。

 羽生棋聖、井山十段ともにそれぞれの世界で前人未到の偉業を成し遂げたことが評価されたということです。

■AI進化に揺れ…

 将棋界、囲碁界は近年、コンピューターソフトの進化などの影響を受け、ともに揺れていました。

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