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【浪速風】ローカル線で「幸福ゆき」の旅をしたい 「愛国-幸福」切符が年300万枚も売れたロマン(2月2日)

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【浪速風】
ローカル線で「幸福ゆき」の旅をしたい 「愛国-幸福」切符が年300万枚も売れたロマン(2月2日)

大勢の鉄道ファンらでにぎわうJR三江線の石見川本駅=島根県川本町 大勢の鉄道ファンらでにぎわうJR三江線の石見川本駅=島根県川本町

 旧国鉄広尾線(北海道)の幸福駅が知られたのは、昭和48年に放映されたNHKの番組がきっかけだった。とくに2つ隣の愛国駅からの乗車券は「愛の国から幸福へ」と一大ブームを巻き起こした。前年にはわずか7枚しか売れなかった「愛国-幸福」の切符が、年間300万枚も売れたという。

 ▼先月、亡母の法事で帰省した折に、この切符を購入した。といっても、台紙付きのレプリカで、列車に乗ることはできない。営業係数が704(100円の収入のために704円の費用がかかる)だった広尾線は、収支が大幅に改善したものの、やがてブームは去り、62年2月2日をもって廃線になった。

 ▼北海道だけではない。広島県三次と島根県江津を結ぶJR西日本の三江線が3月末で廃止される。ほかにも過疎化で利用者が減少する一方の赤字路線は少なくない。が、懐かしい車窓の風景などローカル線ならではの楽しみがある。「幸福ゆき」の旅がしたい人は多い。

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