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富山の94歳「発明王」 自信作の一つは「自動背中洗い機」

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富山の94歳「発明王」 自信作の一つは「自動背中洗い機」

 発明した「自動背中洗い機」に座る金子信義さん=富山市  発明した「自動背中洗い機」に座る金子信義さん=富山市

 富山市で畳店を営む金子信義さん(94)は人呼んで「富山の発明王」。「展示場」という謎の看板を掲げた小屋や自宅には一風変わった器具が雑然と並ぶ。半世紀にわたってアイデアを練り続け、生み出した発明は150件を超えるが、ヒット商品はない。それでも「発明は人も自分も幸せにできる」と創作意欲は衰えない。

 自信作の一つ「自動背中洗い機」は約50年前に考案した。コンプレッサーで送り込んだ空気がタオルを上下に動かし、手を使わずに背中を洗える。銭湯などに売り込んだが「わざわざ機械を使うほどではない」と不発に終わった。

 金子さんが発明に取り組み始めたのは1961年。太平洋戦争後、復員して立ち上げたわら縄工場で成功したが、窃盗犯に工場を放火され多くの財産を失った。「金もうけのことばかり考えていた罰が当たった。人の幸せを考えなければ」。その手段が発明だった。

 車の居眠り運転防止を狙った座布団「ねむけサマシ玉ちゃん」は機能を説明する歌も作った。「良いもんだ。腰強くなる。ありがたい。赤信号、退屈しない座席がアーチコチ」が歌詞の一部だ。

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