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シャープ、東芝パソコン事業の買収検討 鴻海のノウハウ活用で再参入へ

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シャープ、東芝パソコン事業の買収検討 鴻海のノウハウ活用で再参入へ

 シャープが東芝のパソコン事業買収を検討していることが30日、分かった。シャープは平成22年にパソコン事業から撤退を表明したが、親会社でパソコンの受託生産を得意とする鴻海(ホンハイ)精密工業の生産ノウハウや部品調達網を生かせることから、再参入を目指す。

 シャープ、東芝両社の協議で条件が折り合えば、実務レベルから本格交渉に移る見通しだ。

 東芝は昭和60年にノートパソコンを世界で初めて商品化。現在はノートパソコン「ダイナブック」を展開するが、市場縮小や海外勢との競争激化で販売台数が減少している。同社は経営再建中で、不採算事業の整理を進めている。

 一方、シャープは、パソコンやスマートフォンに使われる中小型液晶パネルの生産に強く、自社でパソコン事業を持てば新たな供給先を確保できる。

 同社は「メビウス」ブランドでノートパソコンを手がけていた。戴正呉(たい・せいご)社長は昨年4月、「IT機器で再び市場参入したい」と述べ、パソコン事業への再参入を示唆した。

 シャープは「コメントは差し控える」、東芝は「さまざまな選択肢を検討しているが、現時点で何ら決定していない」とそれぞれコメントしている。

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