産経WEST

【鬼筆のスポ魂】かち上げ・張り手は「する方」より「される方」に問題はないのか 同じ戦法に負け続ける愚、工夫なさすぎ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【鬼筆のスポ魂】
かち上げ・張り手は「する方」より「される方」に問題はないのか 同じ戦法に負け続ける愚、工夫なさすぎ

初場所3日目、北勝富士に完敗の白鵬(左)は翌日も負け、休場になった(高橋朋彦撮影) 初場所3日目、北勝富士に完敗の白鵬(左)は翌日も負け、休場になった(高橋朋彦撮影)

 「栃ノ心、かち上げ~」。大相撲初場所千秋楽、すでに14日目に優勝を決めていた西前頭3枚目栃ノ心と遠藤の一番。立ち合いの瞬間、NHKの実況アナウンサーは冒頭の言葉を張り上げていた。栃ノ心は低く頭を下げて突進する遠藤を右からかち上げ。その後は激しい攻防の末に押し出した。

 栃ノ心は歓喜の初優勝を飾った場所を白星で締めくくり、14勝1敗の好成績を収めた。春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)では7度目の三役返り咲きが濃厚で、大関への挑戦が始まる。右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂で一時は幕下まで落ちた苦労人の見事な復活劇。そんなヒーローの千秋楽の立ち合いに反感を覚えた人がいるだろうか。

 言うまでもなくかち上げも張り手も相撲の禁じ手ではない。それなのに、初場所で横綱白鵬はかち上げも張り手も“禁じられ”ていた。

 昨年12月20日、元横綱日馬富士の貴ノ岩への暴行事件をめぐり、横綱審議委員会の臨時会合が行われた。北村正任(まさとう)委員長はその後の会見で、暴行現場に同席していた白鵬や鶴竜に苦言を呈すると同時に白鵬の立ち合いに“ダメ出し”。

続きを読む

関連ニュース

「産経WEST」のランキング