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【大阪国際女子マラソン】ランナーの安全守るAED隊 救急救命士らがボランティアで参加

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【大阪国際女子マラソン】
ランナーの安全守るAED隊 救急救命士らがボランティアで参加

 28日に行われる「第37回大阪国際女子マラソン」(日本陸上競技連盟、産経新聞社、関西テレビ放送など主催、奥村組協賛)ではレース中の心肺停止など選手の不測の事態に備え、応急処置を行う「AED隊」が登場する。大阪府内の消防署などから救急救命士らがボランティアで参加しランナーの安全を見守る。

 AED(自動体外式除細動器)は心室細動といわれる心臓のけいれんが起きた際に電気ショックを与えて正常に戻す医療機器。心臓に負荷がかかるマラソンでは、突然、心室細動を発症するケースがある。昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンの時は20代~40代の女性3人が一時心肺停止状態になり、うち2人は心室細動が原因だった。

 大阪国際女子マラソンでは平成16年の厚生労働省の通知により特殊な免許を持たない人でもAEDを扱えるようになり、翌年の大会からAEDを配備。27年には女子マラソンと同時開催の「大阪ハーフマラソン」で71歳の男性ランナーがレース中に突然倒れ、AED隊の処置によって一命を取り留めたという例もある。

 今大会では、大阪市消防局や吹田市、摂津市両消防本部などの救急救命士ら13人でAED隊を結成。AEDや応急処置の道具を装備し、自転車で巡回、どこで不測の事態が起こっても8分以内で現場に到着できるように体勢を整える。

 「医療関係者として仕事で身につけた技術を生かし社会貢献したい」として、今回初めてAED隊に参加する吹田市北消防署の長嶺秀則さん(40)は「すぐ駆けつけられるよう見守っているのでランナーには安心して参加し力を発揮してほしい」と話している。

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