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【京大iPS論文捏造】詳細内容示さず共著者に試料分析依頼 不正隠しか

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【京大iPS論文捏造】
詳細内容示さず共著者に試料分析依頼 不正隠しか

 京都大のiPS細胞研究所で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)にかかわる論文に捏造(ねつぞう)と改竄(かいざん)が見つかった問題で、山水康平特定拠点助教(36)がiPS細胞を使って作製したとした構造体の機能の分析を、共著者が山水氏から依頼された際、詳細な内容を知らされずに分析対象の複数の試料を渡されていたことが24日、分かった。

 山水氏は、作製した構造体を、血中に含まれた薬物や有害物質が脳に入るのを防ぐ「血液脳関門」の機能を持つとしていたが、京大の調査で論文通りのものではなかったことが判明しており、不正が発覚しないように、試料の詳細を明かさなかった可能性がある。

 共著者が分析したのは、京大が改竄(かいざん)認定した箇所のデータ。共著者によると、作製した構造体の分析を手伝ってほしいなどと依頼があり、試料が約80個送られてきた。番号が振られ、山水氏が作製したとする構造体や、比較対照の物質が含まれていたが、どの試料が、山水氏が作製した構造体か分からない状態だったという。

 共著者は分析を依頼された経験に乏しく、詳細に関し問い合わせることはせずに分析したデータを返し、図の作成も山水氏に任せたとしている。

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