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スイゲンゼニタナゴ「絶滅」 カワウソも追加 兵庫県版レッドリストを改訂

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スイゲンゼニタナゴ「絶滅」 カワウソも追加 兵庫県版レッドリストを改訂

「絶滅」として分類されたスイゲンゼニタナゴ(県立人と自然の博物館提供) 「絶滅」として分類されたスイゲンゼニタナゴ(県立人と自然の博物館提供)

 兵庫県は、絶滅の恐れのある野生動植物をリスト化した「県版レッドリスト」(ほ乳類、は虫類、両生類、魚類、クモ類)を改訂した。これまで絶滅の危険性が最も高いAランクとしていたコイ科の淡水魚、スイゲンゼニタナゴが「絶滅」に分類された。

 リストは県内の希少野生動物の現状や保全の大切さについて理解を深めてもらうのが狙い。平成7年に初めて策定し、15年に改訂している。2回目の改訂は21年に着手。このうちほ乳類など5分類は26年から作業を行っていた。

 県は絶滅の危険性に応じてA、B、C、要注目など7つにランク付け。140種を掲載し改訂前の120種を上回った。調査や研究が進み、生息状況や分布域が明らかになってきたことで掲載数が増えたとみられる。ランクが上昇したのは17種、新規に追加されたのは23種だった。

 スイゲンゼニタナゴは、全長5センチほどで河川下流域に続く用水路に生息。県内では昭和52年に赤穂市の千種川下流の水路で採集されたのを最後に、確認されていない。河川改修や生活排水による水質の汚れなどが原因とみられるという。

 また、ランク外だったカワウソを「絶滅」として新たに追加した。環境省が平成24年、「絶滅した」と判断。県内でも昭和30年に淡路島南部の海岸で目撃されて以降、情報がないため、同様に位置付けた。

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