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【絵ハガキ時空散歩】「清水寺」を訪れた米国使節団…明治時代でも外国人の人気スポット

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【絵ハガキ時空散歩】
「清水寺」を訪れた米国使節団…明治時代でも外国人の人気スポット

清水寺を訪れた米国使節団 清水寺を訪れた米国使節団

 「ユネスコ世界遺産」のひとつ、清水寺は明治時代から、外国人の記念撮影スポットとして人気があった。それを示すのがこの絵ハガキで、米国からやってきた経済使節団の歓迎風景を写している。前列に並んでいるのは着飾った米国婦人たちで、両端には和服の日本女性も見える。塔や楼門(ろうもん)を背景に、斜めに提灯(ちょうちん)が飾られているのがなかなか面白い。

 明治41(1908)年、米国から大西洋艦隊が来日するのに合わせて、渋沢栄一らが中心となり、東京、大阪、京都など5都市の商業会議所が、米西海岸の実業家たちを日本へ招待した。彼らは米国艦隊の歓迎行事にも参加し、移動時には特別列車が提供されるなどの厚遇を受けて帰国した。その翌年、今度は渋沢以下の日本使節団が訪米し、日米友好の橋渡しを行ったのである。(地域史研究家 生田誠)

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