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兵庫・西宮市vsカラス〝ゴミ戦争〟、これで決着? “天敵”タカ使った巣襲撃作戦スタート 辛い網、鳴き声誘導…他自治体でも知恵絞り

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兵庫・西宮市vsカラス〝ゴミ戦争〟、これで決着? “天敵”タカ使った巣襲撃作戦スタート 辛い網、鳴き声誘導…他自治体でも知恵絞り

西宮市が、鷹匠に依頼しカラスを撃退する取り組みを行っている。鷹匠と鷹=平成29年12月20日(安元雄太撮影) 西宮市が、鷹匠に依頼しカラスを撃退する取り組みを行っている。鷹匠と鷹=平成29年12月20日(安元雄太撮影)

 手がけるのは、タカの実演イベント事業などを営む「グリーンフィールド」(大阪市西区)。ごみステーションや食肉センターで複数回実施し、食肉センターでは最初約150羽いたカラスが、9回目の駆除後には約20羽まで減った。同社の伊駒啓介社長は「複数回襲うことで『天敵がいる場所』とカラスに認識させることができる」と語る。

 「タカ効果」を実感した西宮市は、被害に遭った箇所近くにあるカラスの巣を、タカに襲わせて山へ追い返す作戦を実行することを決断。まず29年11月に外部に委託して巣の場所やカラスの生息数を調査したところ、最も多かった神戸女学院大岡田山キャンパスで約500羽ものカラスが確認された。

 今年1月末まで断続的に5カ所の巣をタカに襲撃させた上で2月ごろに再調査し、どれだけカラスが減ったかなどを検証する。市農政課の増尾尚之課長は「初の試みなので、どれだけ効果があるか分からない。効果があっても継続して巣を襲わせないと持続しないだろう」と指摘。そのうえで「人とカラスがうまくすみ分けできるようにすることが理想の形」と話した。

AI付きカラス型ドローンの開発も

 ごみ置き場や農作物がカラスに荒らされる被害は全国で起きている。農林水産省によると、平成27年度の鳥類による農作物被害額は全国で約35億円にのぼり、このうちカラス被害が約17億円を占めた。全国の自治体ではカラス被害を防ごうと、タカを使った駆除以外にもさまざまな方法で対策を進めている。

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