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【浪速風】今日は「おむすび」を食べよう 愛情と温もりに励まされた23年前のあの日(1月17日)

阪神大震災23年:降りしきる雨の中、「1.17のつどい」で分灯された火を竹とうろうに灯す参加者ら。会場となった東遊園地は傘で埋めつくされた =17日午前5時45分、神戸市中央区・東遊園地 (土井繁孝撮影)
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 向田邦子さん脚本のテレビドラマ「阿修羅のごとく」に、実家に顔をそろえた4姉妹がおむすびを作るシーンがある。嫁いだ長女がたいこ形、次女が三角むすびなのを見て、未婚の妹がいぶかる。食べ慣れた母のおむすびは俵形だったからだ。「オヨメにゆくと、行った先のかたちになるの」

 ▼川本三郎著「向田邦子と昭和の東京」(新潮新書)から引いた。結婚によって変わる女性の人生を、さりげなく表現している。向田さんは「おにぎり」ではなく、「おむすび」にこだわった。呼び方の違いには諸説あるが、「むすぶ」には作り手の愛情と温もりが感じられる。今日は「おむすびの日」。

 ▼阪神大震災をきっかけに「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が定めた。全国から支援物資が寄せられ、駆けつけたボランティアが炊き出しを行なった。配られたおむすびに、被災者はどれほど励まされたことか。そして未曽有の災害に立ち向かおうとする絆をむすんだ。

▼そのほかの【浪速風】を読む(こちらをクリック)

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