産経WEST

「特殊詐欺事件証拠品の現金8500万円、署内で盗難」未解決に「残念で心残り」広島県警・名和本部長が離任会見

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


「特殊詐欺事件証拠品の現金8500万円、署内で盗難」未解決に「残念で心残り」広島県警・名和本部長が離任会見

離任会見する県警の名和振平本部長 離任会見する県警の名和振平本部長

 中部管区警察局長に異動する広島県警の名和振平本部長(57)が15日、県警本部で離任会見した。広島中央署の金庫に保管されていた特殊詐欺事件の証拠品の現金8572万円がなくなった窃盗事件は未解決のままで、「早期に解決したいという思いで捜査に取り組んできたが、解決できず離任することは本当に残念で心残り。心苦しい思い」と悔しさをにじませた。

 事件に関する監督責任や処分の有無を問われ、「未解明な部分が相当大きく、現時点で誰がどのような責任を負うべきなのかつまびらかにできないのが実情」と説明。「真相解明を自分の手で果たすことができず申し訳ない。後任者の下で事案の真相を明らかにした上で、適切に対処していただきたい」と述べた。

 事件後、会見を開かなかったことには「捜査の状況に強い関心が寄せられているのは理解しており、非常に私自身もジレンマを感じていた」と心境を明かし、「捜査途中の段階で、具体的な事実関係を公表することは、困難な捜査をさらに困難にする。何としても事件の解決を最優先に考えたかった」とした。

 事件では、県警は署内の管理態勢を熟知した内部犯行の可能性が高いとみているが、容疑者の特定には至っておらず、捜査の長期化や管理不行き届きに非難の声が上がっている。

関連ニュース

「産経WEST」のランキング