PR

産経WEST 産経WEST

【世界の働く女性たち】from コートジボワール あまりに大胆な「寄付の儀式」

結婚式のクライマックス「寄付の儀式」
Messenger

 「さあ、今すぐにお祝い金を!」。コートジボワール人の同僚の結婚式での一場面。彼はキリスト教徒、呼びかけるのは教会の牧師です。

 結婚式の慣習はさまざまですが、当地でのクライマックスは、新郎新婦のキスによる「誓いの儀式」ならぬ、参加者があおられる「寄付の儀式」。陽気なアフリカ音楽に合わせ、新郎新婦が会場の最前列で「募金カゴ」を持って踊っています。そこに招待客が軽快なステップを踏みながら、次々とご祝儀を入れていきます。

 「そこに座ってるアナタ! 新郎新婦の門出を祝福するのです。前に出てきて寄付を!」。もう2回も寄付をしたのに、また呼ばれるの? 牧師に駆り立てられては断れず、再びステップを踏んで躍り出るしかありません。

 周囲をよく見ると、皆お札を小さく折って握り締め、カゴの奥深くに手を突っ込んでいます。そしてカゴには500フラン(約100円)や1000フラン(約200円)といった最小単位のお札がギッシリ。当地では少額の紙幣が不足しているのですが、こんなところにたくさんあったとは! 招待客はちゃっかり準備してきたようです。事情も知らない私は、とんだ額のご祝儀をはずむことになったのでした。

 森岡杏(もも)さん(29) 国際協力機構(JICA)職員。東京で働く夫のもとを離れて2015年11月からコートジボワール・アビジャンに単身赴任、交差点などの経済インフラセクターの担当している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ