産経WEST

【浪速風】窮地なのになぜこうも高飛車? 狡猾な北の外交術を見習うといい、外交とは「太い棍棒持って穏やかに話す」もの(1月15日)

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【浪速風】
窮地なのになぜこうも高飛車? 狡猾な北の外交術を見習うといい、外交とは「太い棍棒持って穏やかに話す」もの(1月15日)

狡猾外交を展開する金正恩氏 狡猾外交を展開する金正恩氏

 北朝鮮の交渉術には、あきれると同時に感心する。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が「新年の辞」で平昌(ピョンチャン)冬季五輪への参加を示唆し、約2年ぶりの南北会談が開かれた。一時的にせよ緊張が緩んだかと思いきや、朝鮮中央通信は「五輪に参加する我が代表団を乗せた列車やバスは、まだ平壌にある」。

 ▼米国主導の圧力に同調する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言を「妄言」と非難し、言う通りにしないと参加してやらないぞ、と脅す。さらに南北離散家族の再会に向けた赤十字会談を、集団亡命者の送還が前提として拒否した。五輪を成功させたい韓国の足元を見て、平和の祭典を狡猾(こうかつ)に利用している。

 ▼制裁で窮地のはずだが、どうしてこうも高飛車でいられるのか。もちろん核とミサイル開発を放棄するそぶりもない。外交とは、セオドア・ルーズベルト米大統領の口癖のように「太い棍棒(こんぼう)を持って、穏やかに話す」ものなのだ。すぐに相手の立場を忖度(そんたく)する日本も見習うといい。

関連ニュース

「産経WEST」のランキング