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【関西の議論】「伊賀の森友問題」に揺れる“忍者の里”…市が議員の仲介で借りた土地に「19年で8千万円」の賃料 

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【関西の議論】
「伊賀の森友問題」に揺れる“忍者の里”…市が議員の仲介で借りた土地に「19年で8千万円」の賃料 

市が土地を借りて新たに設置した近鉄伊賀神戸駅近くのバス待機場。土地の賃借契約が市議会で問題視されている=平成29年12月20日、三重県伊賀市 市が土地を借りて新たに設置した近鉄伊賀神戸駅近くのバス待機場。土地の賃借契約が市議会で問題視されている=平成29年12月20日、三重県伊賀市

市に貸す前提で購入か

 さらに賃借の経緯も疑問視。同委員会によると、問題の土地は27年春に有力市議の妻が役員の会社が大手商社から購入し、28年11月に市議の長男が直前まで役員だった別会社に所有権が移転された。その直後に市との賃貸借契約が成立している。

 市によると、長男の会社との交渉は土地所有権移転前の28年7月から行い、市議が仲介を担当したという。

 また問題の土地はもともと一部が農地だったが、立地企業連絡会がバス転回場を要望するより以前に用途転用の申請が市の農業委員会に出され、転用の許可が下りていた。申請書の転用の目的欄には「大型バスの駐機スペース」とあった。

 29年の9月定例市議会で最初にこの問題を指摘した公明市議は「市は以前に大手商社に問題の土地の買い取りを打診したことがある。市議側はそうした事情を知り、賃貸料収入を見込んで土地を購入したのではないか」と話す。

 その後、同委員会で追及が始まったが、委員会が市に交渉過程の記録を求めたのに対し、市は「記録は存在しない」と回答。これが百条委設置のきっかけとなった。

 市はこれまで、バス転回場の設置は駅前ロータリーの混雑解消のためだとし、用地が必要以上に大きいのでは-との指摘には、「用地は間口が狭く奧に長いため、道路に面した手前の敷地だけを借りると、奧の敷地が道路に面しない『袋地』となり使用できなくなる。このため土地所有者と交渉の結果、すべてを借りることになった」と説明。岡本市長は「バス転回スペースは企業誘致のためにも必要な施策だが、賃借料の額は議論し直す余地はある」と話す。

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