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【エンタメよもやま話】
「ガキ使」浜ちゃん黒塗りに批判…実は「ビバリーヒルズ・コップ」は黒人差別の映画と指摘されていた
日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」公式ツイッターには、米国の俳優エディー・マーフィー演じる刑事の扮装をしたダウンタウン浜田雅功に「黒人への差別だ」「日本人として残念」「モノマネしてるだけでしょ」など、数多くの意見が寄せられているhttps://twitter.com/gakitsukatter/
この一件については、米紙ニューヨーク・タイムズの日曜版や米誌ニューヨーカー、米ファッション誌ヴォーグなどに寄稿しているフランス生まれ・米在住の作家、デヴィッド・ベルビー氏が米のウェブ媒体「ビッグ・シンク」にかつて寄稿しているのですが、そこでこう指摘しています。
<この作品を観たフランス人は、これを愛しているが、米国の批評家たちは介護者であるドリスの役柄を「マジカル・ニグロ」と見なしている。例えば米誌ニューヨーカーのデヴィッド・デンビー氏は『どうしようもないほど慇懃(いんぎん)無礼で、(この作品での)黒人(介護者)は粗雑でセクシーで素晴らしいダンサーで、冷淡な白人を解放する。この作品は恥ずべきものだ』と評した>
<同様に、米業界誌デーリー・バラエティのジェイ・ウェイスバーグ氏は『ドリスは演技するサル(人種差別主義者たちが使う用語だが)として扱われているに過ぎない。(主人公である)高慢な白人に対し、ダンスフロアでヴィヴァルディの(クラシック音楽)の代わりに(米黒人バンド、EW&Fのディスコ曲)『ブギー・ワンダーランド』をうまく踊る方法を自らのダンスで教えているのだ…>
そしてこう結びます。<米国人のこうした考えは、われわれがフランス的特質であるとはっきり認めている事柄に対する意図的な拒絶である。そしてフランス人にとって、こうした米国人の反応は、最悪の場合、ひとりよがりといえるだろう。われわれ(米国)は「ビバリーヒルズ・コップ」を制作した国であり、結局のところ、われわれが「マジック・ニグロ」を発明したのだ…>
前述したように、デヴィッド・ベルビー氏はフランス生まれで米国在住。両国の考え方を分かったうえで、この作品を非難することに対する矛盾や欺瞞(ぎまん)を端的に説明しています。
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まあ、平たく言えば“差別的だと非難するが、そもそも、その差別的な概念はお前らが作ったもんじゃろが”という、何ともおフランス的エスプリに満ちた指摘なわけです。
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