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【衝撃事件の核心】長距離バスが高速道路逆走、勤続20年超のベテラン運転手がなぜ?

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【衝撃事件の核心】
長距離バスが高速道路逆走、勤続20年超のベテラン運転手がなぜ?

逆走した高速バスの運転手が勤務する全但バスの本社=兵庫県養父市八鹿町 逆走した高速バスの運転手が勤務する全但バスの本社=兵庫県養父市八鹿町

 バスは数分の遅れで目的地の豊岡市街地に到着。大きな混乱はなかったが、男性運転手は逆走の事実を勤務先の全但バス(兵庫県養父市)に報告しないまま、次の日以降も乗務を続けた。

 ところが、約1カ月後に同社に匿名の電話があり、逆走が発覚。同社が事実確認したところ運転手は逆走を認めた。

 後日、兵庫県警高速隊が道路交通法違反の疑いで捜査し、男性運転手に交通反則切符を交付。また、近畿運輸局も監査を実施し、男性運転手の健康状態や社内教育に問題点がなかったかどうかを調査している。

ベテランに何が

 「お客さまからの指摘でミスに気づきパニックになった」

 逆走の理由について、男性運転手は同社側の調査にこう説明したとされる。

 春日ICを通り過ぎたバスがそのまま高速道路を走行すると、次の福知山IC(京都府福知山市)で降りることになるが、両IC間の距離は約20キロ。豊岡市街地の到着が大幅に遅れることは必至だった。

 同社担当者は「乗客の方に対しては停留所に着いた際にミスを謝罪し、安全第一に運行するのが正しい対応だった」と話す。

 男性運転手は勤続24年のベテラン。これまでに大きな事故や違反行為もなく、同社は「運転技術がしっかりしており信頼していた」と評する。後輩運転手の模範ともいえる存在だった男性運転手が、なぜ基本中の基本とも言えるルールに違反してしまったのか。

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