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【新幹線重大インシデント】JR西、脱線事故遺族に台車亀裂トラブルを謝罪 「JRは変わっていない」

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【新幹線重大インシデント】
JR西、脱線事故遺族に台車亀裂トラブルを謝罪 「JRは変わっていない」

吉江則彦取締役(左)から謝罪を受ける福知山線事故の遺族ら =10日午前、兵庫県三田市(永田直也撮影) 吉江則彦取締役(左)から謝罪を受ける福知山線事故の遺族ら =10日午前、兵庫県三田市(永田直也撮影)

 博多発東京行きのぞみ34号の台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題を受けて、JR西日本は10日、乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故(平成17年)の一部遺族に対し、乗務員らが車両の異常を認識しながら停止の判断をせずに運行を続けた経緯などを説明し、謝罪した。

 亀裂問題についてJR西は当初、遺族に個別で説明していたが、遺族の一部から、詳しい説明の場を設けるよう要望が出ていた。この日は兵庫県三田市内のホテルで、今回の問題を受けて代表取締役副社長(鉄道本部長)から降格した吉江則彦取締役らJR西幹部3人が、集まった遺族4人に「ご心労をおかけし、本当に申し訳ありません」と謝罪。亀裂が見つかった経緯や社内調査で判明した乗務員らの詳細なやりとり、再発防止策などを説明した。

 次男=当時(18)=を亡くした上田弘志さん(63)は、「(脱線事故があった)12年前と、JRはほとんど変わっていないことが大きな問題。現場の判断を優先することを徹底してほしい」と話した。

 JR西は当初、集まった約20人の報道陣に「遺族との話し合いの場なので非公開で行う」としたが、遺族側が公開を希望。冒頭のみ公開され、遺族の1人が退出する一幕もあった。

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